玄米 ¥7,700(税込)/ 白米 ¥8,300(税込)
品種:いのちの壱
精米日:精米日は米袋に記載
保存方法:涼しい場所で保管し、なるべく早めにお召し上がり下さい。
白米か玄米をお選び頂けます。
白米の場合は玄米から精米する際に1割ほど目減りするため、1割分の金額がプラスになっております。
微生物の力で土と根っこが元気!
弱アルカリ米ってなに?
弱アルカリ米は、土の中のシアノバクテリア(ラン藻)を生かした自然農法でつくられたお米です。
具体的には、海洋有機物由来の肥料をまき、土の中に含まれるシアノバクテリアを増やします。シアノバクテリアは光合成を行って酸素を出す微生物。活性化したシアノバクテリアが光合成を行うことで、土の中の酸素が増え、酸素を好むよい微生物を増やすことができるのです。
さらに、シアノバクテリアは水中の窒素やリンなどの栄養素を取り込む力を持っています。シアノバクテリアが放出する酸素や取り込んだ窒素により、徐々に土と根っこが元気になっていく。弱アルカリ米は、土が持つ本来の力を引き出し良い循環を生み出すことで出来た安心安全なお米なのです。
弱アルカリ米の秘密
この自然農法のメリットは、土と根っこを元気にするだけではありません。シアノバクテリアが生み出した酸素によって増えた微生物は、土の中でビタミンやミネラルを生み出します。シアノバクテリアによって栄養を吸収しやすくなった根っこが、土の中のビタミンやミネラルを吸収することで、通常よりもカルシウムやビタミンを多く含んだ農作物に育ちます!弱アルカリ米は、他の育て方では含まれないビタミンB12が含まれています。
環境にもやさしい
・地球温暖化防止に役立つ
従来の農法の場合は、農薬や肥料が土のなかで発酵することで、二酸化炭素が放出されます。土の中に二酸化炭素が増えると、根腐れの原因に……。弱アルカリ農法ではシアノバクテリアが繁殖し光合成を行うことで、土の中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。
・酸性雨の対策ができる
雨の降り始めは、ph3.2の酸性雨が降ることがあります。土や農作物にとって酸性雨は悪影響になってしまいます。弱アルカリ性の資材をまくことで、酸性雨の影響を減らすことができます。育てられた農作物は、弱アルカリ性を保った農作物に育ちます。
・水質浄化ができる
シアノバクテリアは水中の窒素を取り込む働きを持っています。田んぼや河川では、窒素が増えすぎると水質を悪化させてしまいます。シアノバクテリアが、水中の窒素を取り込むことで、水質浄化に役立ちます。自然の窒素を利用できるため、窒素肥料の削減にもつながるのです。
・農薬を分解する
除草剤や農薬に含まれるダイオキシンは、分解が難しく土の中に蓄積されたままになっていました。シアノバクテリアは、ダイオキシンやトリハロメタンなど、農薬を使用することで発生する有害物質を分解するということが明らかになっています。シアノバクテリアの分解能力により、弱アルカリ農法で育てられた農作物は残留農薬が検出されず安全に育ちます。
歴史
この農法は40年前、福井県で開発されました。酒井弥農学博士が田んぼを調査し、土の中にビタミンやミネラルが多く含まれていることを発見しました。その栄養豊富な土は不思議な青緑色を帯びていたといいます。この青緑色の正体こそがシアノバクテリア。酒井博士はさらに研究を行い、シアノバクテリアを活性化させる資材を開発しました。
さらに驚くことに、弱アルカリ農法を使った農業は江戸時代から行われていたと言われています。福井県では、江戸時代に殿様専用に作られた「おひきどり米」というお米があったと言われています。この米が育てられた田んぼの土は真っ赤に染まっていたというのです。これは当時の土に有機物により活性化したシアノバクテリアが含まれていた証拠です。