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【日本の農業復興プロジェクト・ヒーローズ神宝米2022】#10 有機農業で自然と繋がり良い循環をおこす

ヒーローズクラブ・豈プロジェクトでは、日本人の生活の根幹をなす農業を復興するため、「神宝米(かむたからまい)」の有機栽培に取り組んでいます。

半農半Xがスタートして4か月目。いのちの循環、自然と繋がり生きていること、農業を通してとても大切な学びがあります。プロジェクトメンバーの体験からの学び・気づきをぜひご覧ください。


■ヒーローズクラブ 株式会社山崎文栄堂 代表取締役社長 山崎登

杉山農場さんは、無農薬の神宝米をはじめ、取り扱う品種が多くあります。

そのため、種まき、苗広げ、代かき、田植え、精米の異なる作業を、各田んぼごとに同時に行われるので大忙しです。「苗をひろげるのは今年最後だ!味わおうね」とみんなで声を掛け合います。ヒーローズクラブ半農半Xチームも少しずつ成長してきて、一人ひとりがその日のお役目をさせていただいています。

代かきは、田植え前に、5.5メートル幅のハローがある大きなトラクターに乗って、田んぼの土の水を整える重要な仕事です。最初手順を間違え、叱っていただき、本当に感謝で大きな学びとなりました。土と水をかき混ぜると、雑草が根っこごと抜かれて水に浮き、その後肥料になってくれます。無農薬にとって雑草が肥料になり、それは同じ草でも敵から味方になるという循環だと感じました。難しい作業ですが、次の田植えの工程がまっすぐやりやすいようにイメージをして臨むチーム戦です。

良い土壌になるため代かきをする中、シラサギが飛んできました。トラクターの周りでまるで遊んでいるようで、大自然と私達が一体となっている嬉しさがあり、人間に戻っていくような感覚がありました。

まだまだ成長途中ですが、美味しく安全なお米と、働くことの素晴らしさが多くの方、未来の若者に拡がっていくように取り組ませていただきます。


■ヒーローズクラブ 株式会社メディアラボ 部長 小林英司

5月に入り田植えが始まり、栃木塩谷町にある様々な田んぼにも新緑の苗が植わり、苗の緑が映え、また田んぼの水面に空の青が映り、美しい景色が広がっています。そしてアマガエルたちが元気に鳴き、タニシやドジョウなども田んぼで生き生きと生活している姿があります。農業に携わらせていただき4ヶ月目となりますが、有機農業として本来の自然のあり方を生かしながら稲を育てていく方法は、本当に素晴らしいなと感じています。そして自然からの声に私たちは耳を傾けて、農業を含めた生活をしていく必要があると改めて思いました。

例えば田んぼに住む虫の1つに、集団で纏まって発生し、稲を食べてしまい、被害におよぶケースがあります。この場合、殺虫剤などの薬品を使って対応するケースが主流となっているようですが、実は虫たちは薬品に対抗すべく自分たちの生き残りをかけた生存手段として集団になって活動しているだけのようで、今いる田んぼが安心だとわかると、虫たちは拡散して生活し、被害になるレベルの稲の食い荒らしはしなくなるそうです。このことを考えると、害虫扱いし被害にしてしまっているのは、虫たちではなく人間自身かもしれません。

それぞれが生き生きと生活しながら、助け合って成長しあえる環境、行動、言動を整えること、お互いを尊重して生きることはとても重要であり、全員にとって素晴らしいことだと、農業を通じて自然から学ぶことができています。このことを仕事にも生かして成長していきたいです。

1つ1つの作業を丁寧に、食料自給率や食品の安全性など、日本の課題解決にチャレンジしていきます。ありがとうございました。


今回もお読みいただき、ありがとうございました。

有機JAS法に基づいて栽培した「神宝米」や、神宝米でつくった「醤油麹」「甘酒」が、豈プロジェクトオンラインショップからご購入頂けます。
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もち米は赤飯やおこわはもちろん、普段の白米に少し混ぜるだけで、絶品のモチモチごはんになります。ぜひ農業の応援にも参加頂けましたら嬉しいです。
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